2013年2月12日火曜日

北朝鮮、3回目の核実験実施:中国のいうことを聞かなくなった北朝鮮



●朝日新聞号外


●JNNニュース


 日本の続いて、ビルマ、そして北朝鮮。
 中国に「NO」という国が増えている。 
 フィッリッピンとベトナムとは南シナ海でぶつかっているし、インドとはもともと仲が悪い。
 パキスタンは最も親中であり、ラオスやカンボジアは少しづつ隙間をとろうとしている。
 韓国はポチのようにすりよって来ているので、これは中国外交の成果ということになる。
 思ったようにはアジアの中華帝国の創建構想「中国の夢」は進まないようである


(2013年2月12日18時50分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130212-OYT1T00870.htm?from=ylist

「対応措置の一環」…核実験の北朝鮮報道全文
北朝鮮の朝鮮中央通信が12日伝えた核実験に関する報道の全文は次の通り。

          ◇

 わが国防科学部門では主体102(2013)年2月12日、北部地下核実験場で第3回地下核実験を成功裏に行った。

 核実験は、わが共和国の合法的かつ平和的衛星打ち上げの権利を乱暴に侵害した米国の暴悪無道の敵対行為に対処し、国の安全と自主権を守護するための実際的対応措置の一環として実施された。

 以前と違い、爆発力が大きいながらも、小型化、軽量化された原子爆弾を使い、高い水準で安全かつ完璧に実施された今回の核実験は、周囲の生態環境にいかなる否定的影響も与えなかったということが確認された。

 原子爆弾の作用特性(複数)や爆発の威力など、全ての測定結果が設計値と完全に一致したことにより、多種化されたわが方の核抑止力の優秀な性能が物理的に誇示された。

 今回の核実験は、宇宙を征服したその精神、その気迫によって強盛国家建設に一丸となって奮い立ったわが軍隊と人民の闘争を力強く鼓舞、激励し、朝鮮半島と地域の平和と安定を保障する上で重要な契機となるであろう。



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月12日 17時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69363&type=0

北朝鮮唯一の盟友・中国も影響力なし?核実験成功の発表に憂慮深める―中国


●12日、北朝鮮国営メディア・朝鮮中央通信は、同国が3回目の地下核実験に成功したと発表した。これを受けて、英公共放送BBCの駐北京記者は「北朝鮮がもはや中国の存在を重んじなくなったことに、中国はおそらく憂慮を深めているところだろう」と伝えている。

 2013年2月12日、北朝鮮国営メディア・朝鮮中央通信は、同国が3回目の地下核実験に成功したと発表した。

 発表では、これまでの核実験よりもより強力な威力を持つ、小型化かつ軽量化された核爆弾を使用。
 高水準かつ安全に、完璧に実験は行われ、周辺の生態系への影響もないとした。

 中国国営テレビ局・中央電視台(CCTV)は、北朝鮮との国境にほど近い吉林省安図県の住民が、核実験の際に発生したとみられる震動をおよそ1分間にわたって体感したと伝えている。

 これを受けて、英公共放送BBCの駐北京記者は
 「北朝鮮がもはや中国の存在を重んじなくなったことに、中国はおそらく憂慮を深めているところだろう」
と報道。
 “中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは、
●.「無責任な小国に核を持たせたら危険」
●.「あいつらにつける薬はない」
●.「チンピラ国家が隣国とは!」
と非難の声が挙がる一方で、
●.北朝鮮よくやった」
●.これで米国もうかうかしていられまい」
との声も一部で飛んでいる。



サーチナニュース 2013/02/12(火) 17:36
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0212&f=politics_0212_017.shtml

中国政府が北朝鮮を非難「情勢悪化させぬよう強烈に促す」=核実験

  中国政府・外交部は12日、3度目の核実験を強行したことで、北朝鮮を非難する声明を発表した。

  声明の冒頭で
 「2013年2月13日に、朝鮮民主主義人民共和国は国際社会の普遍的な反対を省みず、再び核実験を行った。中国政府も強く反対の意を表明する」
と、北朝鮮を非難した。

  中国の変化しない立場として
 「半島の非核化の実現、核拡散の防止、北東アジアの平和と安定」
を挙げた上で、
 「われわれは、朝鮮側に非核化の承諾という合意事項を忠実に守り、情勢を悪化する行動をしないよう、強烈に促す」
と主張。

  声明の最後の部分では、朝鮮半島と東北アジアの平和と安定は各方面の共通の利益であると論じた上で、
 「中国政府は各方面に冷静に対応し、対話と交渉を堅持し、6カ国協議の枠組みのなかで朝鮮半島の非核化の問題を解決するように呼びかかる」
と表明した。



レコードチャイナ 配信日時:2013年2月13日 10時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69369&type=0

北朝鮮の核実験強行で、中国は気まずい立場に=制裁に積極姿勢見せるのか―仏メディア

 2013年2月12日、RFI中国語版は記事
 「北朝鮮が再び核実験を実施=中国は気まずい状況に追い込まれる」
を掲載した。

 国際社会の圧力にもかかわらず、北朝鮮は再び核実験を実行した。
 北朝鮮は12日に3回目となる地下核実験を実施したと発表。
 従来とは異なり、爆発力が強いばかりか、原子爆弾の小型化、軽量化に成功したという。

 中国政府は北朝鮮の核実験に反対してきたが、北朝鮮は実験を強硬。
 これにより中国は気まずい立場に追い込まれたといえる。
 12日に開催される北朝鮮制裁に関する国連安保理会議で中国がどのような立場を示すかが注目される。

 中国はこれまで制裁決議に賛成する場合でもきわめて限定的な支持を表明するだけで、制裁に積極的な姿勢を見せていない。
 北朝鮮政府にメンツを与えるためと見られているが、実際、中国が北朝鮮に与える影響力は限定的との見方もある。
 12日、中国官制メディアは北朝鮮の核実験について批判はしたもののきわめて温和な表現にとどまっている



ニュースウイーク 2013年02月12日(火)15時45分 前川祐補(本誌記者)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2013/02/post-2840.php
[2013年2月12日号掲載]

中国指導部も驚く北朝鮮の核の実力
N.Korea's Nuke is in Practice

北朝鮮が3回目の核実験に成功すれば、核ミサイルは「実用化」段階に入る

 北朝鮮による昨年12月のミサイル発射を受けて国連は先月、同国に対して3度目となる制裁決議を採択した。
 北朝鮮は即座に「高度な核実験」を予告して決議に対する怒りをあらわにしたが、世界を驚かせたのはあの中国が決議賛成に回ったことだ。

 中国の姿勢はあくまでポーズなのか、それとも新たにトップに就任した習近平(シー・チーピン)が、外交政策を協調路線へと転換する兆しなのか。
 大半のアナリストもその真意を測りかねている。

 「今回の一件で中国の真意を測るのは難しい」
と、北朝鮮事情に詳しい関西学院大学の平岩俊司教授は言う。
 「ただ外交努力を続ける中国に対して、北朝鮮は度重なる『裏切り行為』でその顔に泥を塗り続けている」

 昨年4月の北朝鮮によるミサイル発射実験に対して、中国は制裁を含まない国連議長声明にとどめる内容を示し、他国の妥協を勝ち取った。
 今回も当初は議長声明でなんとか決着をつけようとしたが、アメリカとの40日にわたる交渉の末、中国はついに制裁決議をのんだ。

 そして怒った北朝鮮が新たな核実験に踏み切る──。
 いつか見たような光景だが、北朝鮮の「火遊び」に慣れたはずの中国が今回、最終的に決議をのんだのは、核をめぐる危機がかつてない深刻なレベルに達しているためかもしれない。

■ウラン型核弾頭の「脅威」

 北朝鮮は06年に初めて地下核実験を実施して以来、核実験とその核弾頭を搭載するためのミサイルの発射実験を交互に行ってきた。
 昨年12月のミサイル発射では、過去の実験の失敗原因とみられていた3段ロケットの切り離しに成功。
 地球の周回軌道にも乗ったことから、ミサイル部分については安定性と飛距離の両方で一定のめどが立ったとみられる。

 すると残るは核弾頭だ。
 北朝鮮が予告した「高度な核実験」という言葉から、次の実験では核弾頭の小型化と初のウラン型が試されるとみられている。
 弾頭の小型化成功は、アメリカも射程に捉える長距離弾道ミサイルへの搭載が可能になることを意味する。
 つまり、核爆弾として国内で保管されているだけの状態から、いよいよ核ミサイルとして「実用化」できる段階に進むということだ。

 またウラン型はその性質上、過去2回のプルトニウム型に比べて他国の衛星に探知されづらい。
 ウランを使った核実験が成功すれば、生産過程でも他国から感知されるリスクを減らすことができる。
 北朝鮮は大量生産も視野に入れるだろう。

 中国政府は、決議は平和解決の希望が盛り込まれた「バランスの取れたもの」だと誇らしげだ。
 ただ、国際社会は常任理事国という責任ある立場と、北朝鮮の後見人という2つの顔を使い分ける中国のやり方にしらじらしさも感じている。

 中国がいくら北朝鮮の非核化に努力していると力説したところで、北朝鮮が一向に姿勢を改めない現状を見れば、その主張は説得力に乏しい。
 北朝鮮が3度目の核実験を行えば、6カ国協議の主催国であり、北朝鮮の国際社会に対する窓口役を担ってきた中国政府が国際社会から追い込まれかねない。

 関西学院大学の平岩によれば、中国の対北朝鮮外交は次の核実験で分水嶺を迎えるという。
 北朝鮮向けの石油パイプラインを再び止めるといった経済制裁に出れば、中国の対北朝鮮外交の基本が揺らぎ始めた本当の兆候といえるかもしれない。

 北朝鮮の核実験は故・金正日(キム・ジョンイル)前総書記の誕生日である2月16日か、あるいはそれ以前にも実施されると予測されている。「仏の顔も三度まで」と言うが、中国は今度こそ北朝鮮を見放すのだろうか。



サーチナニュース 2013/02/13(水) 12:17
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0213&f=politics_0213_004.shtml

北朝鮮はもはや中国の「外交カード製造機」ではない=香港

  北朝鮮が12日に3度目の核実験を実施したことについて、香港フェニックステレビの解説委員は同日
 「北朝鮮はもはや中国の外交カードを増やす道具にはならなくなった」
と論じた。

  同テレビの阮次山解説委員は、北朝鮮問題について米国が
 「中国に対する北朝鮮の態度を見ることで、中国の影響力を検証してきた」
とし、この10年間の変化によりすでに
 「影響力は限定的である」
との認識を持った可能性があると論じた。

  そして、
 「北朝鮮政権が傲慢であればあるほど、中国は国際的に優位に立つ」
との認識が中国国内にあったが、その根拠となる
 「北朝鮮に対する非常に大きな影響力を持つ」
という「仮説」が北朝鮮政府によって「すでにひっくり返された」と分析。
 今の状況では
 「もはや北朝鮮は、我が国の外交カードを増やす道具にはなり得なくなった」
とした。

  そして、北朝鮮への影響力、国際社会での重要な位置を保つためには、従来の「6カ国協議を開いて協議による問題解決を各方に求める」といった発言姿勢を改め、
 「金正恩(キム・ジョンウン)氏に『平手打ち』の痛みを味わわせることを考えなければならない」
と論じた。






【中国海軍射撃用レーダー照射】



__