2013年2月14日木曜日

日本は北朝鮮のようだ…脅威を捏造する対外戦略:中華帝国創建の挫折?



●13日、中国紙・銭江晩報は専門家の談話を引用した記事「北朝鮮は60年間ずっと制裁を受けてきた、制裁への抵抗力はとても強い」を掲載した。制裁だけで北朝鮮問題の解決は不可能だと指摘している。写真は平壌。



サーチナニュース 2013/02/14(木) 14:47
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0214&f=politics_0214_006.shtml

日本は北朝鮮のようだ…脅威を捏造する対外戦略=中国報道

  中国網日本語版(チャイナネット)は14日、自国の安全環境を懸念する日本はまるで北朝鮮のようだと主張した。 
 以下は同記事より。

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  日本がますます「北朝鮮化」してきた。
 なぜならこの国は自国の安全環境を過度に懸念し、根深い被害者意識を持ち、間違った対外戦略を歩み続けているからだ。

  安倍晋三首相は2日、航空自衛隊那覇基地を視察した際に、
 「わが国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増している」、
 「私も諸君の先頭に立って今そこにある危機に立ち向かう」
という内容の講話を発表した。

  安倍内閣は1月25日、「防衛計画の大綱」、「中期防衛力整備計画」の改定を決定し、2002年より続けてきた防衛予算の削減を終了し、自衛隊の作戦能力を強化するとした。

  長い東アジアの歴史において、日本は全体的に自己中心的かつ信頼できない国家であり、日本が地域安全にもたらした損害が貢献をはるかに上回ることは、誰もが知ることだ。

  東アジアの大陸上の力が、日本に脅威をもたらしたことはほぼない。
 日本はあの手この手を使い中国に「脅威」のレッテルを貼り付け、さらに日中領土問題を引き起こす行動に出ている。
 これは戦略面の焦りを示すものだ。
 日本の目的は、世界が中国の前進を阻止することを促し、さらに深く潜んだ民族的野心を隠すことだ。

  日本は米国とともに、ささいな北朝鮮を巨大な脅威とする「プロジェクト」を進めて久しいが、これは朝鮮半島情勢を「負のスパイラル」に陥らせている張本人と言える。
 中国と米国が「大国による共同支配」に向かうことを恐れるのと同様に、日本は米国と北朝鮮が真剣に接触し、和解を実現することを恐れている。

  そのため日本は6カ国協議で、建設的な出席者が演じるべき役割を、真剣に演じたことは1度もない。
 各国が地域の平和安定の大局に基づき北朝鮮の核ミサイル問題を処理しようと提案するたびに、日本は局部的な考えを捨てようとせず、ミサイルの領空通過や拉致問題などにこだわり、会議の進展を妨げている。

  日本がもっとも恐れているのは、東アジア戦略構造において「空洞化」に直面し、戦略的な「失われた10年」に突入することだ。
 そのため日本は絶えず国民の危機感を煽り、米国のアジア太平洋戦略における地位を維持しようと躍起になっている。

  しかし日本は米国の「犬」になり続けようとはしない。
 機が熟し、条件が満たされれば、日本は自国に属する戦略を再構築し、戦後の束縛を打破する道を歩み出すに違いない。

  「脅威の捏造(ねつぞう)」という脅威がある。
 良からぬ企みを持つ加害者は、十分な力を蓄えるまで被害者のふりをすることを好むが、日本がまさにそうだ。

  平和的発展戦略を維持する中国は、日本版の「中国脅威論」、「地域安全環境悪化論」を鼻で笑う時に、その裏に隠された悪巧みを軽視してはならない。
 東アジアの安全・安定にとって真の脅威は誰であるか、
 中国は全世界に知らしめる必要がある。


 中国は北朝鮮で手詰まりに陥ってしまい、アップアップしているようだ。
 この論などその傾向が色濃い。
 「日本は北朝鮮のようだ」
 つまるところ、自分の思うようにいかないときはひっくるめて、罵詈雑言を浴びせよう、といった短絡的な思考回路のようである。
 思ったようにいかないときは、人は誰でも冷静さを失うものである。
 国も同じかも。
 中国の夢である「中華帝国」創建の希望がなかなか途につかないいらだたしさ、というところだろうか。


レコードチャイナ 配信日時:2013年2月14日 14時28分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69414&type=0

60年間制裁を受け続けてきた北朝鮮、今後いくら制裁しても問題は解決しない―中国メディア

 2013年2月13日、中国紙・銭江晩報は専門家の談話を引用した記事
 「北朝鮮は60年間ずっと制裁を受けてきた、制裁への抵抗力はとても強い」
を掲載した。

 韓国・聯合ニュースによると、韓国国家情報院は議員向けに行った説明会で、制裁に反発した北朝鮮が再び核実験、またはロケット打ち上げを実施する可能性が高いと指摘した。
 再度の行動によって国際社会の制裁の動きをかく乱しようという狙いだ。

 国際社会は一致団結して、北朝鮮の策動が利益をもたらすことはないと理解させることが必要。
 ただし、制裁だけでは解決につながらない。
 中国国際問題研究所の曲星(チュー・シン)所長は、
 「北朝鮮は過去60年間ずっと制裁を受け続けており、制裁に抵抗する能力が高い」
と指摘。
 人道主義に反し、大災害を招くような制裁をするわけにもいかず、
 「制裁だけでは解決は困難」との見方を示した。
 結局のところ、問題は北朝鮮と米国が互いに信頼していないことに由来しており、信頼関係を取り戻し、中国が主張する6カ国協議に復帰させる必要があるとも評した。




●JNNニュース



朝鮮日報 記事入力 : 2013/02/15 10:30
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/15/2013021500814.html

核問題:対応めぐる韓国軍の発言がトーンダウン

巡航ミサイル公開時、核に言及なし
攻撃目標も「敵の指揮所」に限定

 今月12日に北朝鮮が3回目の核実験を行う一方で、韓国国防部(省に相当)はこのところ、北朝鮮のミサイルを探知してから30分以内に攻撃する「キル・チェーン」の早期完成を連日強調している。
 北朝鮮の核・ミサイルによって一方的に攻撃されるつもりはないという意志を示すもので、北朝鮮に対する圧迫の意図もある。
 しかし専門家らは
 「韓国軍が、まだ完成してもいないキル・チェーンに言及してばかりいては『北朝鮮のあらゆる核・ミサイル攻撃から韓国を守ることができる』という誤った認識を与えかねない」
と指摘した。

 こうした内外の批判を意識したかのように、国防部は14日、秘密兵器に分類される艦対地・潜対地巡航ミサイルを公開した際「北朝鮮の核への対応」といった発言を極力控えた。
 13日には
 「韓国軍は北朝鮮の脅威に対応するため、巡航ミサイルや弾道ミサイルの開発を含む多様な打撃能力を確保している」
と語っていたが、14日は、新たに公開した巡航ミサイルについて
 「韓半島(朝鮮半島)のどこからでも、北朝鮮の指揮所の窓をピンポイントで攻撃できる精密兵器」
と述べるにとどめた。
 わずか1日で、巡航ミサイルの攻撃目標を、核関連施設から「敵の指揮所」に限定したわけだ。

 尹淵(ユン・ヨン)元韓国海軍作戦司令官は
 「先制攻撃や『キル・チェーン』に関する韓国の能力を韓国国民に正しく伝え、ミサイル迎撃手段を強化すべき」
と語った。





【中国海軍射撃用レーダー照射】


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